落ちこぼれ料理人がフリーランスになってやりたいこと




九月はヨーロッパでフリーランス料理旅人をしています。日本での夏の旅を終えて、心のなかに思い浮かぶ事はやっぱり

  • 料理は楽しい、最高のコミュニケーションツール。
  • やっぱり料理をしてご飯を囲む時間を大切にしたい、続けていきたい。

ということです。

5月の決意表明は、大体叶えられました。
いなふり4期終了。これからやりたい料理の事を打ち明けます

ギリシャを始めとして、巡って行くヨーロッパでは日本でしていた様に周りに声をかけて食事会を開いていこうと思っています。
そのための資金集めにpolcaをしているので、良かったら協力お願いします!

【9/7から10/2のヨーロッパ周遊の時に各地で料理会を開きたい!】
ヨーロッパで料理会=ポップアップレストランを開きたい!
行き先は、ギリシャから入国してイギリスから帰国予定。途中にどこの国に行くかは検討中。
現在現地の友人や、料理に理解のあるホストにアポを取って、料理会を開けるか交渉中。
ヨーロッパでインスピレーションを受けたら新しい料理を作り出したり、日本に持ち帰って自分のスキル向上や、食事会を開いてみなさんに振る舞っていきます。
集めた資金は食材調達、場所確保、集客広告に利用していこうと思っています。よろしくお願いします。

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料理を通して人と出会い、仕事を創り上げていった半年間

 

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今年は、本当にたくさんの人と料理し、一緒に食事する機会に恵まれました。

正直、調理師の仕事を何度も辞めたかったし、実際何度も辞めました…。それでも、こうして世界を巡るフリーランスの料理人なんていいながらできているのは、一緒に食事をしてくれる周りの人達のおかげということに尽きます。

たくさんの人と出会い、料理する機会に恵まれた今年を振り返って今の自分の思いをまとめたいと思います。

仕事を辞めて自然の中で料理をしながらロードトリップ旅したNZとAU

 

 

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2、3月はニュージーランドでのレストランの仕事を辞め、ニュージーランド、オーストラリアを2ヶ月くらい車でロードトリップしました。ステーションワゴンにキッチン用品一式を積み、様々なロケーションで旅人達と食事。

毎日変わるすばらしい景色と、のんびりと仲間とご飯を食べる時間はなにものにも変えられない幸せでした。

 

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「こんな生活を続けれる様に生きていきたい」と、自分で仕事を作り出す力を身につけようと決心。今の原動力になっています。

オーストラリアの食が豊かなタスマニア島でロードトリップした時は、チーズ工房、ワイナリー、おいしいタスマニアンビーフなど食材を現地調達して料理していました。

グルメ好きにオススメ!食材の宝箱みたいなタスマニア

自給自足で生活しているティムさんの元でもホームステイした時は、将来の自分の暮らし料理のカタチを考えました。

オーストラリアのファームステイで学んだ人生で大事な事

 

レストランではなく、家族のような仲間の食事を作るように

シェアハウスで毎日家族の様に料理を作った4月

4月から田舎フリーランス養成講座を受け、シェアハウスに暮し毎日シェアハウスの仲間と料理を作ることに。

料理を通して人それぞれの特徴を見つけるのが面白く、キッチンで色々な事を話したのは、良い思い出。

料理には、人の心をほぐしオープンにする作用があるみたいだと思いました。

合宿施設で研修生のご飯係として一緒に料理をした2ヶ月

自分のいなフリ研修を終え、「受講生が1ヶ月の研修に集中し、健康に過ごす手助けをするため専属料理人をやらせてほしい」と始まったコワーキングスペースでの料理作り。
講師、受講生と共に順番に毎日3、4人でみんなの晩ご飯を作りました。

予算もメニューも任され、作りたい料理や試したい料理を色々と作れることは新たな挑戦で自分で仕事を作っていくよい経験になりました。


パラレルウォーカーのナナシロさん、プロブロガー沖ケイタさん、株式会社ひざうら社長のぶんたさんなど、普段料理姿を見られないみなさんとも料理できたのは貴重でした!

研修受講生のすぎちゃん、ナッツさん、ユッキー、たにやんはとても腕が達者で頼りになる料理人。
すずさんは、九州からぬか床を持って来たり、美味しい調味料をたくさん差し入れしてくれて食が豊かになりました。

一人一人の性格が出る料理はとても面白く、特技や個性を発見する時間でもありました。

発信する事で、外でも料理する機会をもらえる様に

 

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私が主に料理をさせてもらっているのは、エンジニア、ブロガー、デザイナー、サイト制作者が集う千葉県金谷のまるもというコワーキングスペース。

食べてくれるのは発信力を元に仕事につなげるフリーランサーが多く、コワーキングスペースで料理をしているという事をSNSを通じて発信してくれました。

食事はその場にいる人としか共有できないけれど、自分もINSTAGRAMで料理専用アカウントやTWITTERで発信する事によってより多くの人に活動を知ってもらえました。

正直、料理人の友人が多いFACEBOOKのアカウントでは自信がなく、まだまだ発信できていません…。


そういった活動を通して、メディア編集長で、元コワーキングスペース店長のマツさんは、自分の人生の晴れ舞台である10月に開催される結婚式の料理を頼んでくれて担当することに。

凄腕アフェリエイターの太郎さんは五番地というコワーキング、ゲストハウスをオープンするための準備中で、10月から開催されるいなフリで料理人として呼んで頂きました。

半年前には0だった関係性が出会いと発信で広がり、発信することは大事だと痛感しています。

経験は増えても自信はつかない落ちこぼれ料理人

4月から食に関する色々なイベントを開催する様になりましたが、自信は全くついていません。

 

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イベントや食事会でみんなが喜んでくれるのは嬉しく一番やりがいは感じています。でも、満足感は長続きせず、同じ事をやっていても仕方がない、次はどうしよう…という不安定な思いの方が大きいのが事実。

  • 段取りが重要なパーティーでは何度も経験を積んでも、自分が思う様な余裕を持って準備できていない。
  • みんなが喜んでくれたイベントでも次回は何をしたらもっと喜んでもらえるのだろう?とすぐに次の事を考えて心配する。
  • 季節感、美味しさ、バランス、栄養のよい食事をもっと作りたい、という思いが強い。
  • 自分のやっている事は、井の中の蛙大海をしらず、なんじゃないのか?狭い世界で満足しているようじゃだめだ。

自分の弱みは数えきれませんが、それは現状に満足せず、自己満でおわらない良い探究心、向上心だと思って自分を受け入れ、付き合っていくしかないなあ、と思っています。

食事は人と人とをつなぐ最高のコミュニケーション

今も前からもずっとやりたい事は、ご飯の力は偉小さくてもいいから自分の作った料理を友達や家族に作って喜んでもらえる事。

  • 料理、食事を共にする事で初めての人とでも仲良くなれる
  • 土地によって違う食文化は面白く、もっと探求したい


その考えの延長上に海外でのイベント開催があり、現在旅行をしながら準備中です。
料理の可能性、自分のできる事を試したくて海外でも同じ様にやってみたいと思い、POLCEを始めました。

 

今まで食事や料理を共にした、たくさんの人に支援して頂き感謝しかありません。自分の思いが少しでも伝わり共感してもらえているかな?と思えると力が湧いてきます。

海外料理人のトレンド!ポップアップレストランを自分で開催したい


ポップアップレストランは、世界中で話題になっており、海外のシェフ達はレストランを超えて活動の場を広げています。

音楽家がライブツアーをする様に、世界一のレストランNOMAで働いたシェフが、旅をしながらイベントを開催。フードトラックで各地を巡ったり、期間限定でお店をオープンしたりする流れがトレンドです。

こういった、セレブシェフやオーガナイズされた会社をメディアを憧れの目で見ていました。

  • ちゃんとしたプラットフォームがないとできないんだ?
  • すごいレストランで修行した人しかできないんだ。


と、自分には関係のない別世界だと思っていましたが、ここ数ヶ月、日本で小さいながらも仲間内の食事会やイベントを開催して、「国境は関係ない。同じ事を海外でもやればいいじゃん。」と思える様になりました。

やりたい事を実現する為に見切り発車で飛び出してもいいじゃないか

できないことや、やっていない事を考えすぎていました。自分だって悔しい思いや自分なりの経験は積んで来た自負はあります。

本当に失敗だらけ、どうせ人生全てがネタなんだから少しの事じゃへこたれない。うまく行かなくたってきっと大丈夫…。このブログのタイトルは、

YOLOBLOG(YOU ONLY LIVE ONCE)=人生一度きり。

なんだから、やってみようと思います。

  • 留学していた高校生の時、ニュージーランドで料理教室を始めて料理に興味をもった事
  • 日本の料理店で女だからって働かせてもらえなかった事
  • 海外で働くために寿司を習得した事
  • オーストラリアのアジアレストランで働いて料理の視野が広がった事
  • インドやフィリピンで料理教室や飲食店に通った事
  • ギリシャでギリシャ人コックさんに囲まれて一緒に働いた事
  • 社員食堂で怒られながらも抵抗して仲間のご飯を優先して作ったこと

ここに書いた事は一部ですが、色々と経験をして自分にできない事、できる事、やりたい事がわかってきました。

失敗ばかりで料理を辞めたかった自分が強みにできる事とは?

今まで雇われて料理の仕事をしている時は、

  • 根性のない、
  • 職人のように同じ事ができない、
  • 上の人の言う事を素直に聞けない落ちこぼれ料理人

だと自己嫌悪してきました。

大きな怪我をして身体が資本の料理の仕事に限界も感じましたし、体力勝負の世界は年齢制限もあるから、飲食業で働く事に疑問を感じていますし、家族に仕事の事を長年否定されて、自分にはあっていないんじゃないかと長年思っていました。

今でも明確な答えは出ていませんが、目の前にあるチャンスや面白くてやりたいと思える事を全力でこなそうと行動する毎日です。

料理の世界は幅広く、和食の上下関係の厳しい世界から調理の仕事を始めた自分は囚われていました。料理の仕事は多様で、達成したい事、やり方次第で道は開けるんじゃないか?と感じ始めています。

関連するブログはこちら>>フリーランサー達とご飯を作り、食べて、見えてきたこと6つ

  • レシピ開発
  • ケータリング調理
  • 料理教室開催
  • 和食料理人
  • 肉専門料理人
  • フードコーディネーター
  • フードトラック
  • お弁当屋さん
  • カフェ店員

これから料理の仕事をしたい、という人は私も経験した様に好きだけでは務まらないし、仕事にする事によって嫌いになってしまうかもしれない。

好きな事を仕事にするためには、人との競争にも勝たなきゃいけないし辛抱が大切。

自分もその競争から外れてしまいましたが、自分の能力や得意を生かせる事、頑張って達成したい事、やりたい事を見つけようと、現在も奮闘中です…。

できない事や苦手な事もたくさーんある私が、一つだけ強みだと思っていて、大事にしていこうと思っていることは、

技術や、経験には自信がないけれど、料理に対する好奇心は果てしなく、考えるよりも、意志があれば動いてしまうということ。

料理、音楽、マッサージ、笑、スポーツ、など言語を超えてわかりあえる事はたくさんあると思っていて、海外でも数年過ごした経験から視野を広く行動していきたいです。

国際交流とか、世界平和とか大きな事じゃないけど日本人、外国人に関係なく自分の友達、出会っていい時間を過ごした人と、また再会したり、面白い人と楽しみたい、と純粋に思い、それが幸せだから続けていこうと思っています。

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なおメシ

フリーランス料理人林直子です。NZへの留学経験から、和食や寿司が世界中の人を喜ばせることを体験し、料理人を志す。 広島、金沢の日本料理、寿司割烹のお店で修行。 全国各地、オーストラリア、ニュージーランド、ギリシャで就業経験を経て、フリーランスの料理人になる。 各地の食材を生かした料理を作りながら、ケータリング、合宿料理、野外イベントなどで料理を振る舞う。レシピ開発や、SNS運用も承ります。 趣味は、キャンプ、登山、ウクレレ、各地の混浴露天風呂温泉めぐり。




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フリーランス料理人林直子です。NZへの留学経験から、和食や寿司が世界中の人を喜ばせることを体験し、料理人を志す。 広島、金沢の日本料理、寿司割烹のお店で修行。 全国各地、オーストラリア、ニュージーランド、ギリシャで就業経験を経て、フリーランスの料理人になる。 各地の食材を生かした料理を作りながら、ケータリング、合宿料理、野外イベントなどで料理を振る舞う。レシピ開発や、SNS運用も承ります。 趣味は、キャンプ、登山、ウクレレ、各地の混浴露天風呂温泉めぐり。