
9月の下旬に1泊2日のサバ二ツアーに参加してきました。
サバ二とは、
沖縄伝統の木製の船で、釘などが一切使われておらず、4種類の木を組み合わせて職人が手作りで作った船です。
モーターやエンジンを使わず、風を受けた帆を操縦して、船の乗組員みんなで力を合わせて漕いでゆく船です。
私も初めてで、体力はもつのか?
どれだけ遠くまで漕いで行けるのか?
足手まといにならないか?
日中外にずっと出て漕いで熱中症にならないか?
など、不安と心配で、楽しめるかわかりませんでしたが、行った後は、本当に良い経験だったのでぜひ皆さんにも体験してほしい、と思いました。
沖縄の海の綺麗さや、自然美を間近で経験するのにサバニは最高の方法です。
行く前はどんなものか全くわからなかったので、実際行ってみた体験談をお伝えします。
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目次
沖縄の良さを体験できる!サバニツアーのルート

二日間のツアー行程をお伝えします。
【1日目工程】
- 9時発の那覇泊りんの高速フェリーへ行き、座間味島へ。
- フェリーターミナルにツアー主催者のさんがお出迎えしてもらう。
- 車で5分ほどで阿真ビーチの青少年旅行村キャンプ場キャンプ場へ。
- シュノーケル、カメラ、お弁当を持って、キャンプ場から徒歩1分のサバニのあるビーチへ。
- サバニに乗って、11名のメンバーで漕いで、安室島(あむろとう)へ。
- 激しい雨に見舞われ、岩陰に隠れながらお弁当を食べる。
- 食後は、悪天候の中、シュノーケルで座間味島の魚たちと泳ぐ。 雨が止んだところで、安慶名敷島(あげなしくとう)へ。
- 岩や、面白い形の地形を散策、またしても激しい雨に見舞われる。
- あまビーチに戻ったときがウミガメの頻出タイムで、ウミガメと一緒に泳ぐ。
- キャンプ場でシャワー着替えをしてみなさんと一緒にゆんたくへ。
- キャンプ場で満点の星空をみんなで見る。

【2日目工程】
- 朝ごはんをいただき、サバニへ。
- 阿嘉島(あかじま)まで漕いで、シュノーケル。
- 嘉比島(がひじま)まで漕いで、展望台まで散策。
- あまビーチに戻り、テントを撤収し、フェリー乗り場へ。
- 青のゆくる館で案内所で生体について学ぶ。
- フェリーで那覇のとマリンへ。
- キャンプでできなかったモルックを公園で遊ぶ。
二日間で島に三つ行き、散策したり、絶景を灯台から見下ろしたりと、慶良間諸島の島々を存分に満喫できる体験をさせてもらいました。

サバニは、10人ほどで乗り、後ろでサバニレジェンドの森さんが操縦し、その前でサバニの帆を操る人が紐を引っ張り風を受けて船が前進。
私も一度、紐を引っ張らせてもらいました。
つかめない、見えない風を腕に感じ、強くなったり弱くなったりする風の力を借りて、その船の進行を熟練の技で、操作します。
自然の力で船が動くことに感動を覚えました。
風を取り込み、エネルギーに変えていく、エコロジーなサバニ。
風のおかげで進んでいくので自然に感謝しかありません。
エンジン音でかかるモーターで動くボートでは感じられない感覚です。
ゆっくりですが、人力で、みんなの力を合わせて、風の力とともに進んでいくサバニは昔の人々の素晴らしい発明だ、と思いました。
悪天候も醍醐味!自然の驚異を肌で感じられるツアーはサバ二

二日間で一日目は、ほぼ雨できれいなエメラルドの海は見られませんでした。
普段は魚がたくさん釣れて、穏やかな海は、荒れ、全く違った景色でした。
雨の中もサバニは進み、日光が当たらないために薄暗い海でシュノーケル。
それでも美しいサンゴ礁、魚たちはどんな日でもこの海で暮らしているのだなと感じました。
ふだんだったら 、悪天候ではシュノーケルは中止します。 サバニツアーでは、もうボートは漕いでいるし、途中で戻ることはできないので、どんな天候でも、耐えて進まなくてはならないので少し辛いですが思い出に残る経験になりました。
絶景!シュノーケルスポットでウミガメと泳げる

出発地点のビーチに戻ったところ、雨がやみ、夕方はウミガメを見れる確率が高いということで、再び海に潜りシュノーケルでウミガメに合うことができました。
海中の海藻などをビーチまで食べに来るそうです。
近くで、大きなウミガメを見れることは日常ではありません。
人間になれているのか、そばに寄っても恐れないウミガメと泳ぐことができました。
沖縄の夜はゆんたく!音楽と美味しい地魚で盛り上がる

夜は、サバニを一緒に漕いだメンバーと一緒によるごはんを食べて、語り合い、お酒を飲んで歌を歌いました。
はじめましての人がほとんどで、年代もバラバラ。
共通していることは、皆さん冒険心が強く、色んな国に旅行に行ったことが会ったり、海での遊びが大好きだということ。
よく笑い、喋り、明るい皆さんで、何でもやりたいことはやったらいいと背中をおしてもらいました。

今回のサバニツアーの主催者の森さんは、サバニのレースで11年間連続で優勝しておるツワモノです。
森さんは何十年も海に関わるダイビングなどの仕事をしており、海外でも働かれていたそう。
人生の大先輩は、今でもこうして海での遊びを教えてくれて、豊かな生き方だなと思いました。
キャンプで沖縄の自然を体感


座間味では、サバニが止めてあるビーチでキャンプ。
夜は天の川がはっきりと見えるほどの美しい星空で、みんなで眺める贅沢な時間を過ごしました。
普段、電気や、ガス、水道など、不自由なく暮らせていると忘れがちな便利さ。
狭いテントの中で、網戸にしたり、温度調節をしたり、便利な生活に頼らないキャンプで過ごすことは不便ですが面白いです便利な生活にありがたみを実感。
このくらい不便でも嫌じゃないなあ、と自分の生活レベルをか、幸福度はどんなもんか、再確認できます。
でもやっぱり、温かいシャワーを浴びたり、濡れたものをすぐ洗濯できる環境はかけがいがないなあ、と思いました。
沖縄ででしかできない!サバ二ツアーで人生の価値観が変わる

サバニツアーで、次々に海の深さや、天候によって変わる海の色を目の当たりにしました。
座間味の海はため息が出るような美しさなのですが、海に不純物がないためだそうで、光がよく入るのでサンゴも生息しやすいそうです。
サンゴ礁は不思議な生き物で、
二酸化炭素を吸収し、酸素を吐き出してくれる大切な役割や、たくさんの種類の魚たちの住み家になっています。
座間味島では、まだまだ立派なサンゴ礁が見られますが、温暖化や、海の汚れ、気候変動でサンゴ礁は劇的に減ってきているそうです。
サバニツアーは、普段近そうで遠い自然と隣り合って過ごし、海、風、天気の変化を肌で感じることができました。
たくさんの恩恵を受けていることを再確認し、自然に生かされていることを思い出しながら、このきれいな自然にダメージを与えないような行動をしたり、ゆっくりと地球徒歩帳を合わせて過ごしていきたいなと思いました。
サバニツアーは、ゆったりとすごせ、沖縄の自然を肌で感じれるおすすめアクティビティなのでぜひ沖縄に来た際には体験してほしいと思います。
なおメシ
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