いつかは自給自足して、持続可能な生活を送りたい。
自然の中でなるべく環境に負担をかけずに暮らしたい、と思っている直子です。
だけど、いきなりナチュラルライフを送るのはハードルが高い。
オーガニックな自給自足生活といっても、何から手をつけて、始めればいいのかわからない。
という方もたくさんいらっしゃるはずです。
生活を学ぶために、先人の知恵を学ぶことは大切です。2016年に滞在したairBNBのホストが私の生活したいライフスタイルを完全に叶えた家だったので、
それを、楽しみながら体験して、自給自足を
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目次
自給自足を体現したニュージーランドの家が理想
出会いは偶然ではなく、必然といいます。
どういう生き方が良いか?どんな暮らしがしたいのか?模索中の自分に採って北島をロードトリップ中に泊まったairbnbホストであるおじさんの家と、暮らしは衝撃でした。
それからというもの、どうやっておじさんのように好きな場所で自分好みの家を造りながら生きていけるのか考えています。
まず、家について感動したのが建築様式のすばらしさ。ニュージーランドには珍しい石造りの家。
家、水、野菜、果物、羊肉、蜂蜜、は自給自足しているそうです。
何よりすばらしいのは、おじさんのセンス、気遣いが滞在中至る所で感じられた事です。
本当に家が建てたくなる、自分で暮らす場所、環境を作りたくなる体験でした。
自分で作りあげたニュージーランドでは珍しい石の家
家に着いたとたん、ニュージーランドらしからぬハイセンスで重厚な石造りと海をイメージしたような青い建築に興奮しました。
レバノンの建築家によって建てられたという家を19年前に買い取ってリノベーションしてきたそう。
部屋は、
- 壁一面窓が広がり広い庭が見渡せる!
- 木製の家具が温かみがあって落ち着く!
- 壁や柱を縁取る組合わされた石に感激。
- 自分たち専用のキッチン、バス、トイレが用意してある!
- バス、トイレはまるで青い洞窟のように曲線が強調されて可愛いデザイン!
なんと小さいけれど、機能性抜群の自分たち専用のキッチン、バス、トイレもついていました。airbnbで個室を借りると、大抵オーナーのキッチンを借りる事になるので気を使うものなので、専用キッチンは非常に嬉しかったです。
自給自足の家庭菜園で収穫した作物でご飯作り

おじさんに庭を案内してもらうと、コーヒー殻で肥料がまいてあるオーガニック家庭菜園が。ネギ、ニラ、シルバービートという白菜のような菜野菜、コリアンダー、キャベツ、などいろいろなものが少しずつ植えてありました。
- 果樹では、みかん、オレンジ、その他の種類の柑橘類がたわわに実り、収穫を待ち望んでいるよ。
- ノースランドで有名なアボガドの木もすくすく育ってる。
- マオリの教えで、葉っぱをお茶にするといいという、タロイモの木も植えてありました。
- たまごも庭の鶏が生んだという不揃いのとれたてフレッシュたまごでした。
- 水の供給は地下と雨水からくみ上げ。
- 飲み水は雨水を貯めた物を濾過して使用。とっても新鮮でおいしいみずでした。
- その他の家庭用水は地下水をくみ上げて使用しているそうです。
- 庭にある風車も手作りで、近所の湖からくる地下水をくみ上げる役目を担っているそう。
- 自分で国有林にネイティブプランツを植える。
庭の野菜を収穫してもいいということで、夕ご飯を自家菜園から仕入れた野菜で作りました。
自家菜園で収穫した野菜を調理して自分で食べるという事は喜びが格別です。
トレッキングコースも自生の植物を植えて自給自足

おじさんは、家の前の道に生えている外来種の木を切り倒して、ニュージーランド自生の樹木を植えているそうです。
何年も前から一人で取り組んでいて、湿地帯が広がる景色が臨めるウォーキングトラックも少しずつ開拓していました。
『この苗がもりになる頃には自分はとっくの昔にあの世に行ってるだろう』と、語ってくれましたが、
誰にも知られる事のない仕事を毎日コツコツ後世のために続けている事に拍手を送りたいです。
リノベーションはDIY。世界中のビーチからの装飾品

家の中にはあらゆる所に海を思わせる絵画や、おじさんがビーチで拾ってきた流木と貝殻を組み合わせたオブジェやランプの飾りがとってもステキでした。
むかしは航海士だったおじさんが海外から仕入れてきたストーブや、サトウキビジュースマシーン!や、タヒチの貝殻、世界中から集めてきたアイテムに囲まれてとってもオリエンタルな気分に浸れました。
細やかな気遣い、センスにほっこりする
- キッチンには最低限、でもこげた皿をこすれるスポンジ
- 手作りの木でできたキッチンペーパーホルダー
- 庭から採ってきた花が花瓶に飾られていたり
- おじさんが作った蜂蜜が用意されていたり
細かい気配りがうれしく思う事が多々ありました。
人の使いやすさ、心地よさを先回りして考えて準備しているジェントルマンさを見習いたいと思いました。
ニュージーランドの自生の植物の本物の自家製蜂蜜


おじさんの庭には様々な植物が植えられており、香りも香しいのですがそれはこれから夏に向けて生産がピークを迎える蜂の受粉のためだそう。
おじさんの作る蜂蜜はびっくりするほど濃厚でいろんなフレーバーがします。それは、蜂が1種類の花からだけではなく、庭中の花から受粉した蜂の巣から蜂蜜を作っているから。
容器に瓶詰めした蜂蜜も自宅で販売していて、こんなリッチな蜂蜜他にはない!と思い購入しました。

定年した後も、毎日自分のやりたいように家を改造し続け、作りたいもの食べたい物は自分で作る。
経験と知識と毎日の努力で、おじさんの家は最高に暮らしやすく、居心地の良い空間になっていると思いました。
次はどこを改良しよう?何を植えよう?ゲストが喜ぶにはどうしたらいいだろう?と考えているんだろうなとわくわくしながら家作りを続けているんだろうなと思えるような素敵な家でした。
自分も素敵な家に住めるようにがんばるぞ!

なおメシ
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自然の中で自由に暮らす!って憧れます。が、自分には出来そうにないので人の生活覗かせてもらって感心させてもらいます。漠然とですがニュージーランドは自然がいっぱいって感じなんでしょうね。私も旅は好きなのですがnaokoamigoさんのように勇気ある旅は出来そうにありません。なので型にはまらない気ままな旅ができる事羨ましく思います。
これからも旅先の面白いお話読ませて貰いますね。
ななしのごんべいさん、ありがとうございます。まさに、私は名無しのごんべいさんのように、旅が好きだけど一歩がでない、という人のために書いていきたいので、大変嬉しいです。
やっぱり情報がないと、わからないですし、興味がある、やってみたい、という人の一歩を踏み出す手助けになれば、と思っております。