大人も必読!「学校は行かなくてもいい」は、生き方の疑問を解決してくれる本




本を読む事は久しぶりだったが、「学校は行かなくてもいい」は、一気に読み終えてしまいました。

共感する部分がたくさんあって、「もっとたくさんの人に読んでほしい!」と思ったんです。

本を読むきっかけになったのは、まるもという金谷にあるコワーキングスペースでアフェリエイターのぶんたさん酔った勢いで買った50冊の「学校は行かなくてもいい!」を配布してくれたこと。

小幡さんの企画した47都道府県を結ぶプラットフォーム、地方創世会議は話題になっていたし、漫画をあんじゅ先生のイラストも可愛かったので念願が叶った!

「学校に行かなくてもいい」は、学校に行きたくない人以外にも生きにくさを感じている人全てに「大丈夫だよ、ちゃんと居場所がある」と、優しく呼びかけてくれるような本。

  • 会社行きたくない人
  • 働き方や生き方に悩んでいる人
  • 学校に行きたくない人、違和感を感じる人

読み終えて、学校に行く事を悩んでいる子供やその親御さん達以外もお勧めしたいと思いました。

学校に行って悩んでる子供達はぜひ読むべきだからどうやったら広まるだろう?

と考えた時、「書評を書いてみんなに興味を持ってもらおう!」と思ったので、自分の人生と重ねあわせて考えた事を書きます。

 

 

スポンサーリンク

「学校に行かなくてもいい!」は生き方への疑問を解決してくれる本

私は今までの人生で、不登校になった事はありません。

でも、16歳の時に中高一貫の女子校を辞めてニュージーランドの全寮制のインターナショナルスクール留学しました。

「なんで高校生の時に留学したの?」

とよく聞かれるので、「世界に友達を作りたかった、世界を見たかった」とか、それなりの事を答えていましたが、この本を読んではっきり思い出しました。

学校に違和感を感じていたからだ。みんなが当たり前の様にこなして行く受験から逃げたかったからだ。

学校は楽しかったし、友達もいっぱいいた。

でも、みんな同じ制服をきて、一般的にいいと言われる大学を目指して必死になって勉強して、机に向かっている姿を「気持ち悪いなあ」と思っていました。

高校3年生になると、お互いがライバル。
友達なのに、受験に受かった、受からない、見えない劣等感や優越感が漂っているのを感じていました。

自分は、負けず嫌いでもないし、勝負事が大嫌い。戦う前から負けを認めている。
すごい人はいっぱいいるし、自分がいる必要なんてないって思うと逃げたくなってしまう。

だから、人と競って上に勝ち上がっていく大都会や、集団行動、決まった人数しか受からない受験などが苦手で避けてきました。

そういう競争って、受験が終わったからって終わる訳じゃありません。社会に出たって、出世やポジション争い、営業、人と競って勝ち上がらなければいけない事がたくさん。

この本は、”学校”という言葉を使って、生きにくい社会を表している様に感じました。
「会社や戦いをしたくなければしなくていいよ、もっと多様な生き方があるから」と教えてくれています。

不登校でも、居場所は学校だけじゃない。居心地のいい場所を探そう

 

私は、日本の学校に通っている時、狭い世界しか知らなくて、そこに染まるのがこわかった。

厳しい風紀、校則の学校で、学業とクラブで埋め尽くされた学校生活を送っていました。

家族と女子校の友達としか接点がなく、男のと喋る機会は皆無。

これは不自然な事じゃないのか?勉強ばかりして、世の中の事から取り残されているんじゃないか?と不安を感じていました。

その状況を打開するために公民館で地域のおばあちゃんやおじいちゃんに混じって始めたのがウクレレ。

学業の傍ら、小学校や老人ホームやイベントに参加する様になり自分の幅が広がったと思います。色んな世代の人と話したりコミュニケーションをとるのが好きなのもその時の経験が楽しかったから。

学校ではあまり評価されなかったけど、コミュニティや評価軸を変える事で輝ける場所がある事を学んだ。

                           引用 学校は行かなくてもいい 小幡和輝

今いる環境に違和感を感じたなら、自分に合ったコミュニティを行動して探す事が大切なのです。

自分が生き生きできる居場所を見つけるために逃げる事の大切さ

僕が今「じゃあ辞めたらいいじゃん」と言えるのは、学校に行かないという選択肢、つまり嫌な事があれば、それをやめて別の手段で代用することができるという事を実体験で知っているからだ。

引用 学校は行かなくてもいい 小幡和輝

自分が勝てない土俵にいてもうまく行かないのだから、自分らしくいられる場所を求めて逃げ続けてもいいと思います。

学校を辞めれば違和感から解放されると思っていましたが、留学先のニュージーランドの高校では、生活全てが英語に変わり適応するのに苦労しました。最初の一年は、つたない英語でネイティブの同級生に相手にされず、最初の理科のテストは0点。

でも、「絶対に英語を喋れる様になってたくさんの人と関わりたい!」と思い、寮の目の前にあった教会に毎週日曜日に通いました。

  • 英語の練習のため
  • 地元の人との関係を作るため

始めた教会通いでしたが、キリスト教の人の考えを理解する事、相手を受け入れる、自分の知らない世界を知る事ができました。

社会人になってからも、常に状況に疑問を感じ自分を納得したり新たな学びがあるコミュニティを探しています。

落ち込んだり、絶望したときは「もうこの世の終わり、死にたい、行きてる意味がない、さようなら」とか思ってしまうかもしれない。

勇気を出して行動すれば自分に合う、いきいきといられるコミュニティがきっとあるはずです。

行動して好きな事を見つければいい

誰かのために頑張る事が…こんなにも気持ちいいことを、僕は初めて知った。

引用 学校は行かなくてもいい 小幡和輝

最近はっと気付いたことが弱みは強みであるという事。

辛い経験、挫折、絶望、悩みや葛藤を経験したほど人の気持ちがわかり共感することができる。

不登校になって、どん底の精神状態のときは、そんな事を考える余裕はないかもしれません。自分に合ったコミュニティをさがすなんて気力も起きないときだってきっとあるはずです。

小幡さんは、学校外で知り合った人をきっかけにイベント開催に関わる様になったそうです。引きこもりの経験から、同じような問題に直面している人がいれば少しでも気持ちを理解してあげられます。

どんな経験だって無駄にならないし、辛い経験もエネルギーに代えられるんだと教えられました。

学校に行きたくない人は、ほかの可能性を広げてほしい

naokoさん(@foodfreelancernaoko)がシェアした投稿

現在、コワーキングスペースで開催されている田舎フリーランス養成講座の受講生の食事を担当しています。

受講生は、自分で稼げる能力をつけようと日々ウェブ制作、ライティング、デザインなどを勉強中。

以前は自分も受講生でしたが、学んだ事全てを自分の中に落とし込んでいかせている訳ではありません。

それぞれに、やりたい事、向き、不向きがあるから、色んな事にチャレンジして自分らしい働き方を少しずつ見つけてほしいと思っています。

様々な選択肢がある事を知らないと、選ぶ事もできない。こうした方がいい、こっちにいってみなよ、って誘導するのではなく、知らないと選べない選択肢がある事を「学校はいかなくてもいい」から学びました。

子供達、いや大人だっていつだって何ものにだってなれるのだから。

 

The following two tabs change content below.

なおメシ

フリーランス料理人林直子です。NZへの留学経験から、和食や寿司が世界中の人を喜ばせることを体験し、料理人を志す。 広島、金沢の日本料理、寿司割烹のお店で修行。 全国各地、オーストラリア、ニュージーランド、ギリシャで就業経験を経て、フリーランスの料理人になる。 各地の食材を生かした料理を作りながら、ケータリング、合宿料理、野外イベントなどで料理を振る舞う。レシピ開発や、SNS運用も承ります。 趣味は、キャンプ、登山、ウクレレ、各地の混浴露天風呂温泉めぐり。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

フリーランス料理人林直子です。NZへの留学経験から、和食や寿司が世界中の人を喜ばせることを体験し、料理人を志す。 広島、金沢の日本料理、寿司割烹のお店で修行。 全国各地、オーストラリア、ニュージーランド、ギリシャで就業経験を経て、フリーランスの料理人になる。 各地の食材を生かした料理を作りながら、ケータリング、合宿料理、野外イベントなどで料理を振る舞う。レシピ開発や、SNS運用も承ります。 趣味は、キャンプ、登山、ウクレレ、各地の混浴露天風呂温泉めぐり。